| ■はじめに | 1)医療救護対策本部 | 2)情報関係 | 3)医療救護活動 | Home |
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藤沢市医師会 会長 金子義一
| 平成7年1月17目、突発した阪神大震災により大規模な地震に対する見直しが、我が国で行われている。当市に於いても、藤沢医師会は、災害時の医療救急計画策定について、委託を受け、先に薬剤の備蓄について:休日診療・救急運営委員会で、数野隆人先生、斉藤信義先生、近藤潔先生を中心に検討を重ね、答申した所である。 今後、藤沢市で経験が予想される大規模地震としては、相模湾西部を震源とする神奈川県西部地震、駿河湾を震源とする東海地震、首都圏直下を震源とする南関東地震がある。省みると1853年の小田原地震は、死者119名の大被害を出したが、これは震源が浅い所にあるフィリピンプレート上の地震であり、直下型の為に大惨事に至った。去る7月3日相模湾を震源地とするM4の地震が関東地区を襲っており、これはフィリピンプレートの下迄潜り込んでいる大平洋プレートでおきたものである。最近、伊東の地震活動が活発になっている。これは相模湾は巨大地震の空白地であり、相模トラフトを震源にしてM7−8クラスの房総沖巨大地震の発生も予想されている。 これ等の中で、藤沢と一番関係があると思われているものは、南関東地震で、神奈川県が想定した藤沢市の被害は、地盤の液状化、2〜3mの津波、木造建築の17.5%、非木造建築の3.4%が大破し、火災も発生し、被災世帯数は4,300、被災人口は131,000人と云われている。これ等を想定して作製されたのが、この『災害時必携』である。多くの文献(梶川洋司氏の「阪神大震災の経験」、畠中正昭氏の「震災時の開業医の存在」、その他大森公一、広川憲一、大西和雄、石川靖二、内山敬止、大塚弘、他)を参考にして、その粋を集めて検討し、ここに内容を整えて出来たものである。諸先生の御参考の一助になれば幸いである。最後に、数野隆人先生、斉藤信義先生、近藤潔先生他、当委員会の先生の御努力に敬意を表するもので |